戦国時代―日本において社会全体を揺るがし、大きな「価値観のパラダイムシフト」を促したこの時代はこれまで多くの人々を魅了し、多様な形態で表現され、楽しまれてきました。太秦戦国祭り上洛ラウンドテーブルは、そんな戦国時代に活躍した人物の中でもとりわけ謎が多いとされ、夢と浪漫にあふれる武将、前田慶次郎に焦点をあてます。 史実、虚構、仮想、現実といった様々な分野で前田慶次郎を探求してきた人たちを一同に集め、それぞれの視点から、熱く語ってもらいます。
 第一部は、戦国情報サイト「戦国浪漫」の主宰であるMasa氏が「史実と虚構からさぐる前田慶次郎の人物像」をテーマに講演を行います。
 第二部は、第一部の講演内容をふまえつつ、メインゲストに、あの『花の慶次―雲のかなたにー』の総合プロデューサーである堀江信彦氏と『戦国BASARA』シリーズプロデューサー、小林裕幸氏を迎え、太秦戦国祭りではおなじみの戦国魂主宰、鈴木智博氏と、漫画作家/武将画家、真壁太陽氏とともに登壇し、前田慶次郎の魅力を熱く語ります。


■主催
立命館大学映像学会/太秦戦国祭り実行委員会

■日時
2008年10月19日(日)

■開場
12:30

■開演
13:00-15:00

■会場
東映太秦映画村内 芝居小屋「中村座」
http://www.eigamura30.com/info/access.html

■参加費
無料・登録制(一般参加の場合、別途、映画村入場券が必要です)
※登録はこちらから

■定員
200名

■タイムスケジュール
13:00-13:05 開会
13:05-13:45 講演
13:45-13:50 休憩
13:50-15:00 シンポジウム

■問い合わせなど
info1059@joraku.jp
太秦戦国祭り実行委員会(担当中村)まで


第一部 講演
『史実と虚構からさぐる前田慶次郎の人物像』


■講演者
Masa氏

■概要
前田慶次郎に関する歴史的資料は極めて少ないが、その中から如何にして、人物像をふくらませていくのか、各種資料の行間から慶次郎の実像に迫ります。

第二部 ラウンドテーブル
『「前田慶次郎」の魅力とは -作り手の視点から-』


■パネリスト
堀江信彦氏(『花の慶次―雲のかなたにー』総合プロデューサー)
小林裕幸氏(『戦国BASARA』シリーズプロデューサー)
森田成一氏(声優)
Masa氏(ウェブサイト戦国浪漫主宰)
鈴木智博氏(ウェブサイト戦国魂主宰)
真壁太陽氏(漫画作家、戦国武将絵師)

■概要
第一部の講演内容を問題定義としながら、漫画をプロデュースする立場、キャラクターをデザインする立場、ゲームをプロデュースする立場、戦国系ウェブサイトを主宰する立場から史実と虚構を如何に組み合わせながら現代人にとっても共感を得られる「前田慶次郎」像を描いてきたのか、などをフリーディスカッション形式で探求します。


※太秦戦国祭り学術シンポジウムとは
太秦戦国祭り学術シンポジウムとは「歴史創作」をあらゆる視点から追及し、楽しむ事をコンセプトにおこなわれる、産学連携のトークイベント。第一回は、オルタナティブメディア、第二回はクロスメディアをテーマにしましたが、第三回目の今回は、「リアルとバーチャルの垣根を越える新次元空間」をテーマに、複眼的視点から、ひとつの対象(前田慶次郎)を捉えていきます。

※立命館大学映像学会とは
立命館大学映像学会とは、立命館大学映像学部教員と学生を中心に組織された学会。映像学部のコンセプトであるアート、ビジネス、テクノロジーとその複合領域について研究を進める学際的な学術組織である。07年は学会発足記念として、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)松原PMプロジェクトとの共催で『ゲームインターフェイスとオンラインネットワークの先端技術が示唆するインタラクティブエンタテインメントのこれから』を開催した。