Home sitemap

デジタルアーカイブとは?データベースとの違いは?

私たちはデジタルアーカイブを以下のように考えています。デジタルアーカイブというのは、新世代型の図書館なのです。 図書館の本だと痛んだり、破れたりするけれど、デジタルアーカイブは初めて作られた時と同じ状態で、半永久的に残すことが出来るのです。 また、一方で新世代型の図書館の特徴として、利用者が活用した結果を新しく付加価値として付け加える事ができます。ゲームアーカイブは利用者の方々によって成長させていくものなのです。

 

実際にソフトがあるのですか?貸し出しは行うのですか?

ゲームソフト自体を貸し出すことは、現物の損傷・劣化を起こす可能性があります。

したがって現物を貸し出す以外の利用形態自身が研究テーマの一つだと考えています。しかし、著作権処理の問題等が解決されれば、エミュレーションシステムを介した形で、使用して頂けるのでは、と期待しています。

 

なぜテレビゲームがアーカイブ対象となったのか?

テレビゲームは次世代へ受け継ぐべき文化財の一つだと、我々は考えています。しかし、いままで何度も試みられながら、全てのゲームを集め、活用できる場が出来ませんでした。日本発の数少ない世界的エンタテイメントであるゲーム文化にあって、それらを収蔵し、活用する場が無いことは残念に思っています。また時期的にも、初期のゲームをアーカイブ化するのに限界が来ていると言えます。一日も早く、全てのゲームが集まり、開かれた場が出来ることを目標として、活動しています。

 

画像などのデータベース化は行っているのか?

著作権処理などの問題があり、画像等含めたゲーム自体のアーカイブ化は現在行っていませんが、将来的にこれらの問題が解決されれば、取り組みたいと思っています。

 

デジタルアーカイブ構想との関係は?

行政・自治体がリーダーシップをとってデジタルアーカイブに関する施策を推進するのは、それがマルチメディア時代における産業・教育・観光・福祉など社会生活全般に関わる政策的焦点であるからです。

ゲームアーカイブプロジェクトは産官学のコラボレーションによって企画運営されていますので、その意味では、デジタルアーカイブをめぐる様々な主体による様々 なチャレンジのひとつであるといえます。 また、デジタルアーカイブ構想の対象は、歴史的文化財から意匠・芸能を含む極めて多様なコンテンツにわたりますが、ゲームアーカイブプロジェクトは、テレビゲームに関わるソフトウェアや資料・関係物に対象を限定しています。

 

アーカイブのもたらす効果は?

ゲームのアーカイブを何に役立てるか、テーマは決まってはいません。テーマを決めるのは、利用者である貴方自身なのです。百人百通りの利用法があると思います。

例えば、テレビゲームがなぜ面白いのか考える研究に使えると思います。次に文化としてのテレビゲームを考える時の手助けにもなるでしょう。更にテレビゲームの社会的影響と応用に関する研究にも役立つと思います。他には、何かのビジネスに応用できるかも知れません。また、これらの枠に捕われず、貴方の自由な 発想で私達を驚かせて下さい。もし何か面白いアイデアがありましたら、私達にメールで教えて頂けると大変嬉しく思います。