書籍・資料リスト
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ゲームアーカイブプロジェクトで入手した書籍、資料を紹介します。テレビゲームや公的なアーカイブを考えるうえで参考になりそうなものがありましたら、ぜひご紹介ください。

今月の推薦参考文献


   cover


物語消滅論―キャラクター化する「私」、イデオロギー化する「物語」

TVゲームという存在が成長プロセスに組み込まれた世代にとって、そこに存在する物語を理解することは、映画/小説などに存在する物語を解釈する上で大きなメリットになる可能性がある。

大塚英志/角川書店/2004年



書籍・白書・雑誌

【テレビゲーム_概論】【テレビゲーム_社会心理】【テレビゲーム_データ、白書】
【テレビゲーム_産業】
【デジタルアーカイブ、電子図書館】【知的所有権】 【マルチメディア】
【ネットワーク関連】
【アート】【ゲーム・ゲーミング】【情報】
【雑誌】  
更新:2006.7.6

【テレビゲーム_概論】

  • 大塚英志物語消滅論―キャラクター化する「私」、イデオロギー化する「物語」角川書店、2004年

  • 青柳宇井郎・南原順・森木靖泰著面白懐かし人気ゲーム99の秘密二見書房、1997年

    ◆ゲーム業界に関わる3人の著者が、スペースインベーダーから 1997年までのゲーム作品に関する自身の思い出話や衝撃的な事件、ゲーム業界の裏話などを話し言葉のようなフランクな文章で執筆した文献。

  • 浅野耕一郎ゲーム業界危機一髪!!翔泳社、2001年

    ◆図解 そこが知りたい! ゲーム業界危機一髪!!―新しいコンテンツビジネ スとして再生するためのサバイバルガイド Tech & Bizシリーズ

  • アスペクト編 「大人のためのテレビゲーム学概論」アスペクト、1999年

    ◆テレビゲームのクリエイターへのインタビューや、テレビゲームを多面的に分析した内容のコラムなどで構成されている。まさに「テレビゲーム学」を考えるにあたって格好の素材となりうる一冊だ。


  • 平林久和・赤尾晃一「ゲームの大學」メディアファクトリー、1996年

    ◆この本は「テレビゲームに関する初めての日刊連載記事」として日本工業新聞約一年にわたって掲載されたものを再構成しまとめたものである。産業からビジネスモデル、流通、ゲームデザインまでをこれまでの事例をとって説明している。また、これまでのゲームについてだけでなくこれからのゲームをソフト面、産業面から考察している。


    枡山寛 「電視遊戯時代 テレビゲームの現在」 株式会社ビレッジセンター出版局、1994年


  • 武田亨「It's the Nintendo」 ティーツー出版、2000年
  • 佐々木正人「アフォーダンス-新しい認知の理論 岩波書店、1994年

  • ニコラス・ネグロポンテ 「ビーイング・デジタル新装版」ASCII、2001  

     

  • 香山リカ 「87%の日本人がキャラクターを好きな理由」 岩波書店、1996年


  • 富田倫生 「本の未来」 株式会社アスキー、1997年


  • 西村清和 「電脳遊戯の少年少女たち」講談社現代新書1472、1999年
  • J・ホイジンガ、高橋英夫訳「ホモ・ルーデンス」、中公文庫、1973年
  • 藤原和博「情報編集力 ネット社会を生き抜くチカラ」 筑摩書房 2000年
  • 文:W・テレンス・ゴードン、絵:スーザン・ウィルマース、訳:宮澤淳一 「マクルーハン」 筑摩書房、2001年


  • ジェイスン・E・スクワイヤ編、小田切慎平訳 「映画ビジネス 現在と未来」晶文社、1993年

  • 田尻智著 「パックランドでつかまえて」 JICC出版社、1990



  • 【テレビゲーム_社会心理】

  • 本田和子 子ども100年のエポック―「児童の世紀」から「子どもの権利条約」まで フレーベル館、2000年

    ◆「児童の世紀」というエレン・ケイのスローガンではじまった20世紀。しかし、20世紀も終盤に来たというのに、続発する少年犯罪や親の喪失感。いったいこの世紀は子どもたちに何を行ってきたのかという総括を試みたのが本書である。

  • 斎藤 環 社会的ひきこもり―終わらない思春期 PHP研究所、1998年

    ◆テレビゲームの話題とは切り離すことができない現代の若者。その中でも近年特に増加傾向を示す「ひきこもり」問題について、精神科医として関わってきた筆者の経験をもとに理解と実践を交えた説明を行っている。

  • リチャード・ブロディ ミーム 心を操るウィルス 講談社、1998年

    ◆ミームとは文化の伝達や複製の基本単位であり、人の心を操るウィルスのようなものである。

  • 香山リカ テレビゲームと癒し バンダイキャラクター研究所著、学習研究社、2001年


  • 坂元章 「テレビゲームと人間の暴力−メディアのインタラクティブ性の影響−」
    お茶の水女子大学大学院人間文化研究科、『インタラクション'98』1998年

    ◆いわゆる「テレビゲーム悪影響論」に対して実証実験の必要性を主張してきた論者による実験研究論文。テレビゲーム遊びが人間の暴力行動にどのように影響するかを考察している。テレビゲーム遊びが青年期以上の暴力行動に悪影響を与えることに加え、その影響はインタラクティブ性によるものであることが示唆されている。


  • 白石信子 「”つきあい”にも欠かせないテレビとテレビゲーム〜『小学生の生活とテレビ'97』調査から〜」NHK放送 文化研究所『放送研究と調査』、1998年4月

    ◆この論文は、小学生およびその保護者に対して1997年に実施された「小学生の生活とテレビ・1997」と題されたアンケート調査に基づいて書かれている。そのアンケート量差の内容は、小学生の生活時間からテレビゲームを中心としたメディア環境、テレビの視聴と親のかかわりなど多岐にわたり、その結果も詳細に掲載されている。



    【テレビゲーム_データ、白書】

  • 社団法人コンピュータエンターティメントソフトウェア協会「'97 CESAゲーム白書」1997年

  • 社団法人コンピュータエンターティメントソフトウェア協会「'98 CESAゲーム白書」1998年

  • 社団法人コンピュータエンターティメントソフトウェア協会「'99 CESAゲーム白書」1999年

  • (株)メディアクリエイト編「'98テレビゲーム流通白書」1998年

  • (株)メディアクリエイト編「'99テレビゲーム流通白書」1999年

  • 市川和久・上野高一・舘野英昭・山田功「テレビゲームランキングデータブック1995.9〜1998.8」KKベストセラーズ、1998年


    【テレビゲーム_産業】

  • 赤木真澄それは「ポン」から始まった〜アーケードTVゲームの成り立ち〜/アミューズメント通信社/2005年

  • 島国大和ゲーム屋のお仕事ーそれでもゲーム業界を目指しますか?毎日コミュニケーションズ/2004年

  • デヴィット・シェフ(著)篠原慎(訳)ゲーム・オーバー〜任天堂を築いた男たち〜角川書店/1993年

    ◆もともと花札製造企業であった同社の男たちが、如何にしてビデオゲーム産業で、日本はもちろんのこと欧米で大成功をおさめていったのかがドラマチックに描かれている。

  • 白鳥 令(編)ゲームの社会的受容の研究〜世界各国におけるレーティングの実際〜東海大学出版会/2003年

    ◆本書は、日本だけでなく世界各国のゲームを取り巻く環境、特にゲームの社会的受容やレーティングについてまとめられた本である。

  • 新 清士「ゲーム開発最前線 『侍』はこうして作られた 〜アクワイア政策2課の660日戦争〜 」新紀元社 /2002年

    ◆元経済記者である著者が辿る、秋葉原電気街、伝説の仕事師・竹川博久の半生をつづったノンフィ クション。

  • 本所次郎「安売り一代―秋葉原 闇の仕事師 」徳間書店、2000年

    ◆元経済記者である著者が辿る、秋葉原電気街、伝説の仕事師・竹川博久の半生をつづったノンフィ クション。

  • 面沢 淳市「ソニー「プレステ2」のマルチ情報革命」徳間書店、2000年

    ◆ソニーはどういった将来像を導き出した上で、どのような戦略を掲げ、組織改革を行なっていったのか。ソニーがPS2を軸とした21世紀に目指そうとしている企業戦略の一端を知る。

  • 相田洋「NHK電子立国日本の自叙伝・上」NHK出版協会、1991年

    ◆日本の基幹産業となった半導体技術の歩みはどのようなものであったか。関係者のインタビュー、技術の再現などで理解していくシリーズ第1作。

  • 矢田真理「ゲーム立国の未来像」日経BP出版センター、1996年

    ◆世界をリードする日本のテレビゲーム産業の発展の経緯を、メーカー各社のビジネスモデルに焦点を当て、グラフや開発者達のインタビューをふんだんに盛り込んで分かりやすく解説している。また、近年におけるテレビゲームの開発コストの増大やゲームソフト流通などのビジネスモデル上の問題点を挙げながら、テレビゲームビジネスのあるべき姿についても提案を試みている。


  • 鼻山けんじ・久保雅一 「ポケモンストーリー」日経BP社、2000年


    【デジタルアーカイブ、電子図書館】

  • 武邑光裕「記憶のゆくたて - デジタル・アーカイヴの文化経済」東京大学出版会、2003年

  • 松本栄寿「遥かなるスミソニアン」玉川大学出版部、1997年

  • 伊藤俊治監修「インターメディウム・テキストブック」株式会社光琳社、1997年

  • ウィリアム・F・バーゾール「電子図書館の神話」勁草書房、1996年

  • 浅田彰 /伊藤俊治 /彦坂裕他監「ネットワークの中のミュージアム」NTT出版、1996年


    【知的所有権】

  • 畠山けんじ(著)、企画・監修・久保雅一 踊るコンテンツ・ビジネスの未来 小学館/2005年
  • 三宅伸吾 知財戦争新潮社/2004年

  • 有馬哲夫 ディズニーランド物語 LA-フロリダ-東京-パリ日本経済新聞社/2001年

  • 小林雅一 コンテンツ消滅 光文社/2004年

  • ティーウラック(著) サクラアキコ(翻訳) ムービー・マーケティング〜映画宣伝の魔術 夢を語る技術〜B!インターナショナルブックス、2003年

  • 渡辺保史 表現のビジネス 〜コンテント制作論〜浜野保樹、東京大学出版会、2003年

  • 渡辺保史 「デジタルコンテンツの知的所有権」 オライリー・ジャパン、1998年

  • 藤田康幸 藤本栄介 小倉秀夫「著作権と中古ソフト問題」システムファイブ、1998年

  • 著作権法令研究会「著作権法入門(平成10年度版)」社団法人著作権情報センター、1998年

  • (財)機械システム振興協会「マルチメディアコンテンツの権利処理集中管理システムの開発に関するフィージビリティスタディ報告書」1998年


    【マルチメディア】

  • 坂村健ユビキタス・コンピュータ革命 ―次世代社会の世界標準角川書店、2002年

  • 有澤誠(監修)「マルティメディア・ソフトの世界」ソフトバンク、1993年

  • マルチメディアコンテンツ振興協会(編)「マルチメディア白書 1998」1998年

  • マルチメディアコンテンツ振興協会(編)「マルチメディア白書 1999」1999年

  • 朝日新聞社「マルチメディア学がわかる。」1995年


    【ネットワーク関連】

  • パトリシア ウォレス/インターネットの心理学」2001年/NTT出版年/2001年
  • 金子郁容「シェアウェア」NTT出版、1998年

  • NTT ICC + 森山朋絵 企画編集「OPEN STUDIO 岩井俊雄展」NTT出版、1997年


    【アート】

    アニメーションの現在プグラパブリッシング、2004年

    ・藤幡正樹 「ア−トとコンピュ−タ 新しい美術の射程」慶応義塾大学出版会、1999年


  • 【ゲーム・ゲーミング】

  • 岩谷徹パックマンのゲーム学入門エンターブレイン/2005年
  • 有西村清和遊びの現象学勁草書房/1989年
  • 目黒実「学校がチルドレンズ・ミュージアムに生まれ変わる−地域と教育の再生の物語」ブロンズ新社、2002年
  • 蓮實重彦「ゲーム 駆け引きの世界」東京大学出版会、1999年
  • 小林昌廣、増川宏一、木下直之、柳瀬尚紀「ゲームのデザイン 盤上の魔力」INAX出版、1994年

  • ロジェ・カイヨワ「遊びと人間」講談社学術文庫、1990年

  • 日本リクリエーション協会「遊びの大辞典」東京書籍印刷株式会社、1989年


    【情報】

  • 藤広哲也「そこからパソコンが始まった!栄光と激動のコンピュータ1980年代史」すばる舎、2004年

  • 森川嘉一郎「趣都の誕生 萌える都市アキハバラ」幻冬舎、2003年

  • 増田文雄、野崎武夫「デジタル・バウハウス 新世紀の教育と創造のヴィジョン」NTT出版、1999年

  • 中島誠一 「触覚メディア」インプレス、1999年

  • 松岡正剛「情報の歴史を読む」NTT出版、1997年

  • 松岡正剛 「知の編集工学」朝日新聞社、1996年

  • 金子郁容・松岡正剛 他多数「電縁交響主義」NTT出版株式会社、1997年

  • 伊藤俊治監 「テクノカルチャー・マトリクス」NTT出版、1994年

  • 月尾嘉男監「サイバーテクノロジー」NTT出版、1990年

  • 松岡正剛・戸田ツトム(構成)「情報と文化」NTT出版、1986年


    雑誌

  • 株式会社ビー・ビー・エヌ「design plex」No.14,18,31〜39

  • マイクロデザイン出版局「ゲーム批評」1999年9月号,11月号,2000年1月号,3月号

  • 勉誠出版「人文学と情報処理」No.17〜電子博物館構想〜

  • NTT出版「Inter Communication」No.0〜34

  • BS DATA「人文学と情報処理17号」勉誠出版、1998年

  • DDPデジタルパブリッシング「WIRED 」1995年3月号、1996年3月号、1997年3月号、1997年11月号、1998年8月号


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