ARC報告会レポート【田口】

 2000年3月23日(木)午後1時より立命館大学のアート・リサーチセンター(ARC)多目的ルームにおいて、学術フロンティア推進事業による研究プロジェクトの研究成果の報告・発表会が開催されました。GAPはARCの研究プロジェクトとして籍を置き活動をしています。発表会では、多種多様な8つのプロジェクトからの報告・発表があり、GAPでもARCの研究プ ロジェクトとしてその概要と取り組みを紹介しました。

(1)「海外における芸術(振興)センターの現状と役割
 板井 由紀(社会学研究科博士課程前期課程/マルチメディア時代における総合芸術のファカルティー・ディベロップメント研究プロジェクト)

(2)「エチオ−ジャパン」とアート・マネージメント〜舞台監督の立場からプロジェクトを振り返って〜
 池田 章子(社会学研究科博士課程前期課程/エチオ・ジャパン・プロジェクト)

(3)ゲームアーカイブプロジェクト
 稲葉 光行(政策科学部助教授)

(4)インテリジェント・デジタルアーカイブ・プロジェクト
 稲葉 光行(政策科学部助教授)
(5)古浄瑠璃の本文構造について -索引の作成から-
 金子 貴昭(文学研究科博士課程前期課程)

(6)源氏物語サイバープロジェクト
 松浦あゆみ(京都女子大学非常勤講師)

(7)都をどりと映像化
 岡田万里子(衣笠総合研究機構ポストドクトラルフェロー/無形文化財デジタルアーカイブプロジェクト)

(8)モーションキャプチャデータからの舞踊譜Labanotationの生成
 八村広三郎(理工学部教授/モーションキャプチャ・プロジェクト) 松本敏良(理工学研究科博士課程前期課程)

 GAPの発表では、アーカイブ、ネットワーク、研究活動の3つを中心に、活動の概要をプレゼンテーションしました。傍聴者の方からはゲームアーカイブに対する質問や、ゲームを全てアーカイブするのであれば、アーケードゲームという分野にも目を向けなくてはならないのでは、というご意見などを受け一つのよい刺激になったと感じています。
 多くのプロジェクトが発表されたので、全てを書くことはできませんが、いくつかの他のプロジェクトについても、書いていきたいと思います。

1(次ページへ続く)

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